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役割の違う関節

簡単に言うと

 

動く為の関節(モビリティ関節)

 

安定させる為の関節(スタビリティ関節)

 

の2種類が存在するということです。

 

 

さらに良くみると、それらが身体全体に交互に位置していることが分かります。

 

動作に置いて高いパフォーマンスを発揮する為には、モビリティ関節の可動性+スタビリティ関節の安定性が必要不可欠であ

 

るのです。

 

 

例えば、腰痛などの場合は、

 

腰部の安定性だけでなく、股関節や胸椎の可動性を確認し、必要な施術とエクササイズを組み立てます。

 

膝の障害の場合も、

 

膝の安定性だけでなく、足関節や股関節の可動性をかくにんする必要があります。

 

 

最近では肩甲骨の可動性ばかりに注目が集まっていますが、本来肩甲胸郭関節は安定関節であり、必要以上に動きを増やす必

 

要はありません。安定関節は動かなくてもいいという訳ではありませんが、、少なくとも胸椎や肩関節の可動性を確保するこ

 

とに重点を置いた方が無難でしょう。

 

モビリティ関節とスタビリティ関節の逆転現象が起こっている方も多いのが現状です。

 

 

円滑な動作とは、それぞれの関節が役割を果たすことで行われます。

 

パフォーマンスアップや症状の改善には、患部のみならず身体全体の機能改善が大切であることを理解し取り組む必要がある

 

でしょう。