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カイロプラクティック

カイロプラクティックの矯正についてお話しします。

 

カイロプラクティックの本来の目的は、サブラクセーション(関節神経機能異常)を矯正(アジャスト)により正常化するということです。中には、術者でも理解していない場合があり、いまだに関節の”ズレ”を矯正で治すと患者さんに伝えている場合があります。これは本来の矯正の意味を理解せず間違った知識のもと施術を行うので、やめておいた方がいいでしょう。

 

 

サブラクセーションを矯正する際、一番重要になるのは”スピード”です。瞬間的に関節に刺激を加えることによりサブラクセーションを正常化します。関節の周囲に沢山存在する”神経固有受容器”を活性化するのです。何度も言いますが、決してズレを治しているのではありません。ズレはサブラクセーションの結果起こることはありますが、それはあくまでも結果に過ぎません。ですから、いくら結果にアプローチしても、原因である場所の神経固有受容器が活性化していなければまた元に戻るのです。

 

当院で採用している”アクティベータメソッドカイロプラクティックテクニック”は矯正のスピードや方向、強度を長年研究された中から生まれた最新のテクニックです。専用の器具を用います。

 

刺激=振動(脊椎後方から前方の活性化に必要な振動周波数は30Hz~50Hz)

 

スピード⇒ 人の手を1とすれば器具は300倍

 

刺激強度⇒ 人の力を1とすれば器具は300分の1

 

安全性⇒ 人の手は術者の技量や患者の体形・状態に左右される。器具は常に安定した刺激が出来、幼児や高齢

     でも安心して受けることが出来る          

 

 

これだけではありませんが、十分メリットを理解して頂けると思います。デメリットは”やってもらった感が少ない”ことぐらいでしょうか(笑)

 

以上、器具による矯正の特徴をお伝えしましたが、実はアクティベータメソッドの最大のメリットはサブラクセーションの場所を特定する検査法(アイソレーションテスト)です。いつ・どこに・どの方向に矯正をするべきかというのが明確に分かり、不必要な刺激を加えなくて良いのです。他のテクニックの検査法の正確性は50%前後と低く、アイソレーションテストの正確性は80%以上と言うデータがあります。

 

 

ボキっとする矯正はやってもらった感は大きく、プラシーボ効果としては一理あるかもしれません。しかし、矯正の本来の目的を考えた場合、おのずと選択肢は限られてくるのではないでしょうか。