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腰椎と膝の関係

膝の痛みと腰椎の関係性は非常に大切です。ここでは簡単にご紹介します。

 

歩く時に左右の手と足が交互に動き、身体を捻じることで推進力が得られていることはなんとなく想像出来ると思います。

 

その捻じりの中心になっているのが”腰椎3番”という部分です。もちろん足関節や股関節、腕の振りなども関連しますが、体幹の中心という意味で腰椎3番が重要になります。

 

 

膝関節というのは曲げ伸ばしには適した形状をしていますが、捻じりは非常に苦手なんです。過剰に負荷がかかった場合、側副靭帯損傷や半月板損傷などが起こってしまいます。

 

腰椎3番の可動性↑……膝の捻るストレス減少↓

 

特に、普段イスなどに座る時間が長い方や高齢者の方は腰椎の捻じる可動性が低下している可能性があるので要注意です。前屈は高齢になっても出来る方は比較的多いのですが、ひねりの動作は気づかないうちに出来なくなっていることが多いのです。現在は膝に問題が無い場合でも、将来的な予防を行うことも大切です。

 

 

仰向けになって膝を90度に曲げます。90度以上でも以下でも他の部位に力が逃げてしまうのでここは注意しましょう。ゆっくり無理のない範囲で10回×3セットを目安に行ってください。身体の硬い方は、膝を倒すと上半身までついてきてしまう場合があるので、両肩が床に着いた状態を確認しながらしましょう。