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こむら返り

夜中に”こむら返り”で目が覚めてしまうことがあります。当院に来られている患者さんから多く聞く症状でもあります。

 

一般的には電解質の異常(脱水など)、糖尿病、心血管疾患などの内科的問題と、冷えや疲労などの外的要因が原因として考えられています。しかし、臨床的に一番多いのがふくらはぎの異常な”トリガーポイント”です。ふくらはぎが短縮した状態で固まっていると少しの刺激で筋スパズムが生じ”痙攣”を起こし、就寝時の布団の重みで足首が底屈しっぱなしになっていても起こる危険性があります。この場合は、軽い布団に替えたり、横向きで寝るなどの工夫をするのもいいでしょう。

 

施術を始めるにあたり、頻繁に起こるものに関しては内科的問題の検査を除去する必要があります。特に中年期以降の方は注意が必要です。

 

内科的問題が無ければ第一にふくらはぎに異常な筋スパズムが無いかチェックします。さらに、ふくらはぎに異常な緊張を生んでいる根本的な原因を探すべくアクティベータメッソドにて全身の検査&アプローチを行います。

 

 

よくこむら返りをした時はストレッチをしましょうと言いますが、起きている最中に伸ばすのは結構大変なことです。就寝時であれば一度立ち上がって歩くのも手です。案外これが一番手っ取り早いです。

 

筋肉が異常収縮している状態で無理にマッサージをすると、筋肉自体に傷が付く恐れもありますので気をつけましょう。