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慢性関節リウマチ

今日は、慢性関節リウマチの患者さんの症例です。

 

【70代の女性】…40代で発症。

 

【整形外科通院中】…両膝にヒアルロン酸注射、運動療法、マッサージ、消炎鎮痛剤、他の薬は身体に合わず使用出来ない

 

【症状】…右腰、右膝関節、両肩関節に痛みと可動域制限

 

 

整形外科でリハビリテーションを受けていたが、症状の変化が無く来院。日によって痛みの強弱があり、特に季節の変わり目や天気の崩れる前は痛みがきつく寝れず、湿布が手放せなく全身に沢山貼らないといけない状態。

 

運動が必要なことは分かっているが、歩くと痛いのでなかなか出来ず悪循環になっている。

 

リウマチは自己免疫疾患なので、整形外科での治療に並行して施術を行いました。

 

 

【施術】

 

施術は当院のメインテクニックであるアクティベータメッソドカイロプラクティックと、自律神経機能テストでも交感神経の亢進が見られたため、スーパーライザーにて星状神経節と上頚神経節にアプローチをしました。

 

さらに、膝関節関連筋の硬結部のリリースを行い可動域拡大を行いました。

 

【経過】

 

膝や肩関節の可動域制限は残ってはいるものの、夜間痛・歩行時痛が大幅に軽減。湿布も余程辛い場合のみ使用。さらに睡眠の質が改善し、睡眠薬を飲む頻度が減少。

 

【考察】

 

現在、週1回のペースで来院されているが、症状の改善からして神経系(末梢神経系・自律神経系)のバランスが整い筋肉などの適度な弛緩が起こった結果、血流改善などが起こったものと思われる。さらに、脳内血流の増加に伴い痛みの制御機能の回復が起こっていることも考えられる。

 

他の病気の関係もあり、慢性関節リウマチの薬も服用制限を受けている。リウマチは適切なタイミングで適切な薬を使用すれば、昔に比べはるかにコントロールが出来るようになっているので、この患者さんのケースは一般的ではないでしょう。

 

リウマチの根本的な治癒は現在の医学では難しいのが現状です。発病の原因もハッキリしていません。しかし、出産後や過労・遺伝的要素などがきっかけになり免疫異常を起こすことを考えれば、免疫のコントロールタワーである視床下部の機能を上げることは必須です。患者さんの一番の望みはQOLの向上であることを考えると、補完医療として我々の行っている方法も大きな役割を担うことが出来ると思います。

 

あくまでも病院での治療の邪魔にならない範囲での施術であることを付け加えておきます。