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発達と上達

発達と上達と言う概念が混同していることが多いのでお話します。

 

 

例えば、小学校1年生の子供がかけっこをします。まだ筋力が少ないのであまり早くはありません。しかし6年生になった時はどうでしょうか?

 

明らかに1年生の時より早くなっていますよね!

 

原因は何でしょうか?

 

きつい練習をしたから?

 

 

いいえ、答えは”発達”したからです。この時期は放っておいても身体は成長し大きくなります。特別な病気が無ければです。

 

 

ですからキツイ練習をしなくても筋力は強くなり、運動の幅も広がります。この発達は高校生頃まで続きます。

 

では筋力トレーニングは必要ない?

 

そんなことはありません。各年齢に適したメニューを組むことで怪我の予防などにもつながります。

 

 

では”上達”とは?

 

これは、専門的な身体の使い方や専門的なコンディショニングを受けることです。それがないと発達による競技力向上はあっても、上達は出来ません。ただキツイ練習をするのではなく、競技の特性を理解し指導を受けることが大切です。

 

ジャンプの仕方、走り方、投げ方、打ち方などです。

 

出来れば早い段階から適切なアプローチを受けましょう。スポーツ選手を目指す子供さんならなおさら大切です。