· 

ウォーキング

最近は、老若男女問わずウォーキングを実践している方が急激に増えています。身体機能(筋肉・骨・心肺・脳など)の維持向上になり非常に素晴らしいことですね。

 

TVや雑誌などでも人気の特集で、トレーナーやお医者さんなど様々な方が歩き方指導を教えています。しかし、人によって言うことが違う、何が正解か…、悩むところです。みなさんは何を基準にして歩いていますか?

 

細かいことを言うときりがありませんが、大まかには上の図の感じではないでしょうか?

 

当院に来られる患者さんでもウオーキングを日課にしている方が沢山おられます。そこで少し気になることがあるのですが、あまりにも歩き方を意識し過ぎるあまり、余分なところに緊張が生まれ本来の目的から外れている方がいるということです。確かにきれいな歩き方に越したことはありませんが、一番の目的は健康の増進です。モデルでもない限り歩き方を意識し過ぎる必要はありません。

 

人間の身体ですから二人として同じ骨格・筋肉の方はいません。当然、足の出方、腕の振り方、姿勢なども異なります。それを同じ型に当てはめると当然無理のかかってくる身体の方が出てきます。余裕を持って意識出来ている方はいいですが、基本的には”歩幅”を少し広げることを意識出来れば必然的に体の機能は上がります。

 

健康ブームの高まりで日常的に運動を取り入れることはすばらしい傾向ですが、本来の目的から外れず、自分にあった歩き方、姿勢、頻度を良く考え実践して下さい。目的にもよりますが、あまり息が上がらない程度の速度で30分程度ウオーキングが出来たら健康増進には大きく役に立つでしょう。

 

最後に、これからの季節は熱中症にはくれぐれも注意してください。大量に汗をかいたときは水分だけでなく、塩分・ミネラル・鉄分などを積極的に摂取しましょう。