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脳腸相関

脳腸相関
脳腸相関

脳腸相関という言葉が最近TVなどでも紹介される様になりました。脳と腸の関係性は昔から医学的な常識として語られてきましたが、近年、科学的にも研究が進み解明されてきました。

 

ここで紹介するのは”幸せホルモン”と呼ばれる”セロトニン”です。これは腸で90%、血中に8%、脳に2%存在します。それぞれ役割が異なりますが、大部分が腸で生成されています。

 

脳での働きは主に、精神的な安定・幸福・満足感です。よって、これが不足すると精神的に不安定になったり、意欲が無くなったりします。自閉症や鬱病などでもセロトニンが不足していることが大きな要因であることも分かっています。さらに、睡眠ホルモンである”メラトニン”の材料にもなっているのでセロトニン不足は様々な生活障害になってしまうのです。

 

では、自分でセロトニン分泌を増やす方法はというと?

 

1・軽いリズム運動

 

15分~30分のウオーキングがベストです。

 

2・日光浴

 

午前中に30分程度浴びると良い

 

3・リズムよく食べる(噛む)

 

食事だけでなくガムなども良い

 

4・カラオケなどをする

 

リズムを取りながら歌うことが良い

 

大まかにはこれくらいでしょうか。他にもビフィズス菌、乳酸菌などを積極的に摂取し腸内環境を整えることも脳腸相関から考えると非常に大切であることが分かります。精神的に不安定で外に出ること自体しんどいという場合は、まずは腸にアプローチするところから始めるといいでしょう。

 

つい先日、ソフトバンクの野球選手”ムネリン”こと川崎選手が自律神経の病気が原因で引退宣言をしました。一流が故の様々なストレスが少しずつ身体を蝕んでいたのでしょう。近くにメンタルを専門にコントロールするトレーナーや先生がいたのかが気にはなりますが、今は身体を休めることを優先して、また元気な姿を見せて欲しいですね。