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高齢者の突然の腰痛は圧迫骨折の可能性もあります

骨折はボキっと折れたり、ヒビが入るといったイメージがありますが、その中でも押しつぶされたようになっているものを”圧迫骨折”といいます。閉経後の女性や骨粗しょう症の方が起こるリスクが高くなります。

 

発生機序は転倒や尻もちだけでなく、くしゃみや咳などでも起こってしまうこともあります。まずは整形外科を受診して下さい。レントゲン検査と、必要であればMRIなども行なわれる場合もあります。圧迫骨折が確認された場合はお尻~胸までの強固なコルセットの着用が必要になり、カルシウムやビタミンDの服用も並行して行われます。

 

圧迫骨折は状態や既往症にもよりますが約1か月程度で治癒します。最近は骨をセメントで固める手術なども開発されてをり、治癒期間の短縮も出来る様になりました。

 

しかし、骨折自体は治癒したものの、腰の痛みを訴える患者さんがたくさんおられるのも事実です。適切な栄養と運動が必要なのは言うまでもありませんが、それでも局所の痛みやだるさなどが残存するケースです。

 

適切なケア、運動指導、痛みに対する思考の再構築などを行えばほとんどの方は怪我の前とそん色無い状態にまで回復します。マッサージや鍼、湿布などでその場しのぎをしている方は出来るだけ早く次のステップへと移行してください。