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中年以降の女性に多い股関節の痛み

股関節そのものの痛みの原因については骨折・感染症・壊死・腫瘍などがあり、特に安静時でも軽減しない痛みの場合早急に病院で診てもらわなければなりません。

 

ここではそれらを除外した場合の骨・筋が原因になる整形外科疾患についてと、当院でのアプローチをお話します。

 

一番ポピュラーな病名は”変形性股関節症”でしょう。中年以降の女性に多く、変形が高度に進み可動域制限が大きくなれば人工関節などの手術を受けなければならない場合もあります。この場合の多くが”臼蓋形成不全”という関節の発育不良が背景にあり原因になります。

 

股関節の痛みで病院を受診し”股関節の軟骨が減っている”あるいは”関節には問題が無い”と言われた場合、減量、運動制限、筋肉トレーニング、免荷などが指導されることが多いと思います。しかし、長い目で見ると筋肉増強や減量などは必要ではありますが、現在感じている”痛み”と筋力や体重とはほとんど関係がありません。少ない筋肉であっても、太っていても筋肉が正常に働いていればよほどのことが無ければ痛みは出ないのです。

 

では、筋肉を正常に働かすとはどうすることかというと”筋肉や関節に命令を下す神経の伝達を正常に”することです。ここが正常で無ければいくら筋肉がたくさんあっても、関節の柔軟性か高くても関節の健康を保つことは出来ません。

 

人工関節などの術後は、関節の可動性や筋力などの向上の為にリハビリテーションは必須です。しかし、当院にも人工関節にした後も痛みが取れず通院される方もおられます。痛みを取る為には関節可動域や~筋・~筋といった難しいいことを考えるのではなく、まずは根本的な”神経の働き”を改善して下さい。身体が本来の働きを取り戻しアクティブな生活を送ることが出来る様になれば筋力も自然についてきますし、姿勢も改善されます。