半月板損傷の発生機序はスポーツや日常の中で、膝に過度の捻じれや圧迫が同時にかかった際に起こります。決して特別なものでは無く誰にでも起こりうる障害です。半月板の素材は軟骨です。周囲数%には毛細血管がありますが残りは神経も血管も存在しませんので、大きく損傷した場合は自然治癒は望めません。この場合は保存療法を試みるよりも、手術後のリハビリテーションをしっかり行った方がいい結果が期待出来るでしょう。
当院での施術では、保存療法を試みる程度の半月板損傷にアプローチします。まずは整形外科を受診し、MIRなどの検査を受けて下さい。
半月板損傷の症状は膝の屈伸時の痛み、クリック音、歩行時痛、引っ掛かり、関節水腫などです。半月板損傷と同時に靭帯(十字靭帯・側副靭帯)も損傷する場合が多く、複合的な症状が出ます。当院では、急性期は患部の安静固定とともにアクティベータメソッドで全身のケアを行います。安静を保つだけよりも、早期にアクティベータメソッドで神経機能異常をケアすることで回復が大幅に短縮されます。
年齢と共に半月板の素材である軟骨の強度(水分やコラーゲン量の低下)も落ちます。痛み止めやサポーターなどで症状を誤魔化していると、他の部位に負担がかかり様々な症状が出ることが多々あります。先に述べたように、まずは整形外科を受診し、保存療法を試みる場合は早めにご相談ください。膝に低周波、マッサージなどは局所の対症療法を続いている方はアプローチの方向転換が必要です。痛み、運動機能、神経機能、筋力に多角的にアプローチしていきます。