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乳酸は悪者?

今回は”乳酸”のお話です。

 

乳酸と聞いてどんなものを思い浮かべますか?このブログでお伝えするのは運動後に溜まる”乳酸”です。久しぶりに体を動かした時や、激しい運動をした後に筋肉痛になり疲労感を経験したことがある方も多いでしょう。

 

乳酸=疲労物質として長い間悪者とされてきました。しかし、近年の研究により、悪物ではないということが分かってきたのです。通常は筋肉を動かす際に酸素を燃やしてエネルギーにします。しかし、激しい運動などで酸素の供給が間に合わない場合、体内のグリコーゲンやブドウ糖を使います。その過程で生まれるのが”乳酸”です。疲労物質の代表の様に思われて来ましたが実は違いました。なんと!細胞の炎症を抑えたり、修復を促進までしていたのです。

 

さらに、脳の疲労の手助けまでしていることも徐々に分かってきました。だからと言ってわざわざ乳酸を作り出す必要は有りません。疲労の回復には栄養(低カロリーたんぱく質)や睡眠がかかせません。さらに筋肉が疲労している場合、内臓も疲労しています。疲れたからといって焼き肉やビールといったものはさらに内臓に負担がかかります。出来るだけ消化の良いものを摂取しましょう。