· 

ランナーズニー(腸脛靭帯炎)

腸脛靭帯炎(ランナーズニー)と言いますが、必ずしも運動だけでなるものではありません。解剖機能的に言えば、腸脛靭帯というお尻の横から太もも横にかけて付いている靭帯が、大腿骨の骨隆起に反復して接触した結果、炎症が起きるというものです。

 

しかし、同じ距離を走っても症状が出る時と、出ない時があるなど疑問に感じることがあります。これは、腸脛靭帯自体の過緊張が大きく関わってきます。過緊張がなければよほど走っても症状は出ません。

 

アプローチの方法としては、急性期の痛みが強い場合は、湿布や痛み止めなどを使用し炎症の軽減に努めます。しかしこれは、炎症が軽減しても腸脛靭帯自体の過緊張が無くなった訳では無いので、同時進行で全身の神経機能的な異常を改善し、過緊張を起こしてしまう原因を取り除く必要があります。どうしても休めない試合などを除き、使用頻度をコントロールしましょう。慢性的に同じ部位に炎症が起き続けると、組織自体が変性を起こしてしまい、痛みに過敏になったり、もろくなってしまいます。

 

足首の怪我、膝の怪我、股関節、腰など様々な場所の問題が過緊張を生み出しています。どこが問題があって、どこは問題が無いのかを客観的に認識することが早期改善につながります。